ネコが主人公の本、楽しそう^^
- socom5055
- 2020年1月22日
- 読了時間: 3分
ペットロスからの回復をテーマとしたホームページに、対策の一つとして本をつくるという記述がありました。なるほど、と思いました。
ペットとの暮らしを描いた本は、フォト&エッセイ集、日記風、写真集など、どれも楽しそうですね。どのような表現がいいかは、ペットの性格次第なのでしょう。ペットを主人公にしてみるのも、いいかも知れません。夏目漱石の「吾輩は猫である」が、すぐに思い浮かびます。
ドイツの作家・ホフマンに『牡猫ムルの人生観』という長編小説があります。牡猫ムルの回想録と、架空の音楽家クライスラーの伝記とが、不注意な印刷者により混ざってしまい、ムルの回想録のところどころにクライスラーの伝記が挟まっているという小説です。漱石はこのムルをヒントにしたと言われており、「吾輩は猫である」の作中でも、ムルに言及しています。ムルと落語についての深い造詣があの名作に関わっていると思います。
以下は、猫目線の、同居人をよろしくお願いしますというごあいさつ。以前に、猫用サプリメントのホームページ制作用に書いたものを少し修正しました。
同居人さんに取材を実施し、事実にもとづいた原稿です(笑)。
◎佐藤家4ネコを代表してのごあいさつ
はじめまして。カボスと申します。3歳の女子です。これは、先代の代表ネコ・キナコから聞いた話です。ある日、見上げるような巨大な同居人が、にんまりと笑いながら、巨大な両手でキナコの体を挟みつけようとしたそうです。キナコは、肉球もなく、毛もなく、真っ赤な爪の巨大な手から逃れました。すると、同居人がキレぎみに、こう言ったそうです。「それが、あなたのお仕事でしょ!」
この話を聞かされたあと、わたしとキナコは顔を見合わせて、ため息をつきました。どうやら同居人は、「抱っこされるのがネコの仕事」だと考えているようです。その背景には、「わたしは、こんなにお世話をしているじゃないの」「予防注射だって、レントゲンだって、MRIだって、高額な手術代だって、惜しんだことはないじゃないの」「わたしは、全身全霊で、あなたたちに尽くしているじゃないの!」といった主張が垣間見えます。
胸に手をあてて考えてほしいです。同居人が仕事で疲れて帰ってきて、廊下に座り込んだとき。仕事がうまくいって、ワインを飲みながらハミングしているとき。恋に思い悩んでいるとき。わたしたちが、どんな風に同居人をフォローしてあげていると思っているのでしょうか……。
人間というのは、面倒をみきれない、本当に困った同居人です。しかし、なんともいえない愛らしいところもあります。みなさま方も、わたしたちの同居人につきましては、どうぞ、ひろいお心でおつきあいしていただけますよう、伏してお願い申し上げます。
カボス

こちらはデザインの見本です。(ネコではなく、黒柴男子ですが)。全ページ、写真も文字もイラストも、自由にデザインできます。


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