私は、神戸で生きてきた。風が吹いてきたら、それに乗り、水が流れてきたら一緒に流れ、そんな感じで生きてきた。
- socom5055

- 2019年11月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年11月23日
今日、第1回目の打合せをさせていただいた著者のHさんは60代の女性です。
四国地方と中国地方出身の両親が神戸で出会い、Hさんが神戸で誕生しました。
◎◎◎
神戸での青春時代。演劇部に捧げた。結婚と出産。出産の月に、卒業論文を提出して大学を卒業した。「私はこのまま、食事を作り続けて人生を終えるのだろうか?仕事がしたい」。そして、離婚。いま思う、最初の夫への申し訳ない気持ち。
叶わなかった2度目の恋。恋が終わるときに、プチ、という音が「本当に聞こえた」。
阪神淡路大震災。全壊した自宅。母を掘り起こした。無事だった。本当に助け合えるのは、家族と分かった。全壊したので、跡地に小さな家を建てて、今は末娘が住んでいる。
農家との再婚と出産。初めての田舎暮らし。星は、きれいだった。
50歳を過ぎてからのフラメンコとの出会い。レッスンの日々。アマチュアとプロの汀にあるもの。
夫の病。成人した子どもたちとのすれ違い。息子が、おそらく誤解している出来事がある……。
先週、97歳の叔母が介護施設に入所した。
両親の価値観、自分の価値観、子どもたちや孫たちに伝えたい思い。解いておきたい誤解、あのときの本当の思いも伝えたい。最初の夫に知ってもらいたい思い。今の夫に知ってもらいたい思い。感謝の気持ち。
伝えたい。私は、神戸で生きてきた。私は魚のようなもので、動いていないとダメ。風が吹いてきたら、それに乗り、水が流れてきたら一緒に流れ、そんな感じで生きてきた。
◎◎◎
「これまで 生きてきた日々を振り返る年齢に」ということで、親子三代のサガをベースに、どのように表現していくのか、これからインタビューと打合せを重ねていきます。初回の編集会議は4時間、画像についてはクオリティが高いものを多数、拝見させていただきました。七五三などの行事で手をつなぐ祖父と孫。いつも二人でいた兄弟の笑顔。阪神淡路大震災で全壊した家屋。時の流れ……。有意義な時間でした。五里霧中とまではいいません、遠くに光は見えていますが、手探りの状態です。出来上がりが、楽しみです。
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